高かったモノを捨てられない理由

「これ高かったしなぁ」

「これはまだ使えるなぁ」

「これはいざとなったら使うかもなぁ」

なんて結局捨てられなかったり。

人は言葉にしないと対処できない生き物です。

捨てられない理由さまざまを、1つずつ言葉にしていきましょう。

今回は、「これ高かったしなぁ」です!

サンクコスト効果

(引用)既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

引用元https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02367.html

片付けにおいては、「買ったとき高かったんだから、捨てるのもったいない!」ということです。

他にも、「頑張って並んで買ったんだから」「時間をかけて作ったんだから」「長いこと使ってきたんだから」などもこれに当たりますね。

今この記事を読んで下さっているということは、

少なからず、片付けが進まなくて悩んでますよね?

で、あるならば、

「もし無料で他のモノに買い替えられるとしても、それを使い続けたい?」と自分に聞いてみて下さい。

「買い替えたい」なら、執着はなさそう。高かっただけで、今は必要としておらず、捨てられないほど思い出深いモノでも無いですね。単にお金をかける優先度が低く、かつ必要だから使っている、といった感じでしょうか。

「買い替えたくない」なら、執着がありそうです。デザインや機能が気に入っているとか?それとも想い出が詰まっている?愛着が湧いて仕方ない?

こういうモノはすぐに手放さないほうが良いと、僕は思います。

さみしいじゃないですか。好きなモノを捨てるの。

人間関係と同じで、

円満に別れないと、後で傷跡になりますよ。

それに、執着にはあなたの好きなことが隠れている場合があります。

友人の部屋の整理を手伝った時のこと。サクサクとモノを捨てていって、ずいぶんと決断が早いなぁ、なんて思いながら、壁に貼った古めかしいデザインのおしゃれな箱や包装紙、バットマンのおもちゃについて聞いてみました。すると、「捨てたくないんだ。壁をおしゃれなもので埋め尽くしたい」と話していました。

好きなんですね、昔っぽいおしゃれ。

素敵だと思います。

触ったら怒られました。

時に、部屋の整理をしながら、

あなたの好きなモノを探してみませんか?


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