持ち物が少ないこと:なぜ持ち物を軽くすることで、1日が10分長くなるのか

3行で!

持ち物を軽くすると、準備の時間と探し物が減る。

フットワークは軽く、ご機嫌に過ごせる。

キーワードは「最小構成で身軽に」

持ち物選び、悩みますよね。

「もしかしたら使うかも」を全て持ち歩いていたら、カバンの中身がパンパンになってしまったり。

実はその状態から持ち物を軽くすることで、1日の時間が10分増えます。

つまり、1か月で5時間、1年間で60時間。

持ち物を軽くするだけで、これだけの時間的余白が生み出せるんです。

オトクですね。

それ以外にも、フットワークが軽くなって、「外出ってこんなに簡単なのか!」とびっくりしますよ。

というわけで今回は、持ち物を軽くする理由と方法についてのお話です!

持ち物を軽くすることは、身軽に生きるための5つの要素の中でも最も簡単なので、ぜひ今日やってみてね!

この記事はで読むことができます。


持ち物を軽くする3つのポイントとその理由

少ないこと

これが持ち物を減らす上での核となる部分です。

最小構成ってご存じですか?

それは、パソコンが正常に動作するかどうかを確認するために必要な、必要最低限の部品構成のことです。

4種類のパーツから成り、自作PCを組むときに最初に組み立てて、電源が入るかどうか(正確には制御プログラムが立ち上がるかどうか)を試します。

うまくいけば、他のパーツを追加していく、という流れですね。

この自作PCを組む時の考え方、持ち物に対しても同じことが言えます。

「これらの持ち物さえあれば、外出できる」という最小構成の持ち物をベースに、季節や目的に合わせて持ち物を追加する、という考え方です。

僕の現状の最小構成です。鍵束とイヤホンは帰ってきてすぐに玄関棚に置きます。

少なければ少ないほど、朝の準備の時間が5分減る。

「あれ?見つからないぞ?」とポケットやカバンを漁る時間が5分減る。

帰宅後、元の場所に置く時間が5分減る。

今、持ち物が多い人ほど、より時短につながります。

軽いこと

一つ一つは数十gの差でも、積もり積もって500gの差になったりするわけです。

「ペットボトル一本分多くモノを持ち歩いている」と聞けば、軽くする必要性がなんとなくわかるんじゃないでしょうか?

一日中、ペットボトル一本多く持ち歩いているとしたら、疲れそう感じしますよね。

いざってときにいつでも動けるようにするのが、持ち物を軽くする理由ですから、

少しでも体力は温存できたほうがいいですね。

小さくて薄いこと

ポケットに入ること。これが最低条件です。

ポケットの中で、存在感を忘れるほどの薄さ。これが理想です。

もしあなたがカバンを持ち歩く派なら、カバンの容量の3-5割程度に抑えたいですね。

パンパンにしまっていたら、探すときに無駄な時間とストレスが発生しますから。

その場合も、小ささや薄さは重要な基準になるでしょう。

好みであること

目の前に二種類の財布があります。

1つは、店頭で色、手触り、機能性、デザインを確認し、気に入って買った財布。

もう1つは、安かったという理由で買った、今もまだ使えるから使っている財布。

支払いの際に財布を出した時、どちらがよりご機嫌になれますか?

前者ですよね。きっと。

愛している持ち物に囲まれるということは、それだけで日常をご機嫌にしてくれるんです。

だから、機能性だけでなく、好みであることも選択基準になります。

「使い続ける」という視点で考えた時、ある意味軽いことよりも重要かもしれませんね。

ムーミンが好き。

パッカブル、マルチファンクションという概念

持ち物を軽くする上で抑えておきたい、2つの、概念をご紹介します。

パッカブル

パッカブルとは、パッキング機能、つまり小さく折りたためるということです。これにより、カッパやかばんといった、普段使わないけれど、いざというときに使うモノも、小さく軽くできますね。

肩掛けなのがお気に入り。両手が空く。

マルチファンクション

マルチファンクションとは、複数の機能を併せ持つこと。マルチツールなんかがイメージしやすいでしょうか。

これはもう、モノを減らすうえで必須です。十徳ナイフは理論上、10個のアイテムを手放せるわけです。この概念がいかに素晴らしいか分かりますでしょ?

2回目の登場。21gで得られる幸福感を超越している。

閑話休題のサバです

減らしてみよう

ここまでは、持ち物を軽くするうえでの選択基準とその理由のお話でした。

ここからは、実際に持ち物を選別しましょう。

先に紹介した2つの概念も併用し、必要に応じて買い替えていきます。

多少のお金がかかるけど、時間で換算すれば取り返せますよ!毎日10分以上増えるんだから!

①持ち物を拡げる

まずは普段持ち歩いているモノをすべて出しましょう。

片付けも名探偵コナンも、全容を把握することから始まりますからね!

たくさんある方は、おおまかにカテゴリー分けしておくと作業しやすいですよ。

②1週間以内に使ったものと使わなかったもので分ける

「1週間以内に使ったかどうか」を基準に仕分けしましょう。

1週間使っていなければ、持ち歩かなくていい可能性が高いです。

そこから更に、1週間使わなかった理由を考えて下さい。

上記のような理由であれば、最小構成には入りません。

職場のアイテムで代用できるなら、職場に据え置きしましょう。

重複する役割のものがあれば、1つにまとめましょう。

備えの場合、天候や季節、外出の目的に合わせてオプションとして持ち歩きましょう。

傘やモバイルバッテリーなら、コンビニなどでレンタルする方法もありますね。

それから、キーホルダーなどの装飾は1つまで、おやつは300円まで理論です。

なんて、半分冗談ですよ。好みですから、2つ以上でもOKです。

オプションたち。長時間のお出かけの場合は持っていくこともある。

③買い替えの検討

ここまでノーコストでできること。

ここからは、買い替えを検討していきます。

残ったもののうち、パッカブルなモノに置き換えられるものはありませんか?

例えばそう、かばんです。

ポケットがついた服を愛用している方であれば、ポケットにすべて入らないか試してみましょう。

ポケットはゲームの空きスロットのようなものです。基本的には1ポケット1アイテムです。

入りました?

ではかばんは不要ですね。

オプションとして、必要な時のみ持ち歩くようにしましょう。

それとも入らなかったり、ポケットがありませんか?

それなら、サコッシュのような、両手を空けられる小さなかばんに買い替えを検討しましょう。

持ち物を軽くする目的は、いつでも走り出せるぐらい身軽になる為です。

手がふさがっていたら、走りづらいし、物を持てなかったり、とにかく不便すぎますからね。

続いて、まとめられるものをまとめましょう。

今はマルチファンクションなアイテムが数多く販売されています。

いい時代になりましたね。

鍵を財布に入れてみたり、

電子決済を導入して財布をスマホケースと一体化してみたり、

はさみや爪切り、やすりなどの整容グッズをまとめたマルチツールを選んでみたり。

イメージできるもののほとんどは、世に売り出されています。

モバイルバッテリー機能を持ったハンディファンを見つけたときは驚きました。

もしもいくら探してもイメージ通りのものが見つからなければ、

それは独創的で素晴らしいアイデアなのかもしれませんね。

まとめ

お疲れさまでした!

持ち物は軽くなりましたか?

一度持ち物を軽くすると、もう後戻りできないかもしれませんね。身軽中毒です。

重症化するとグラム単位で削りたくなったり、恐ろしいですね。

ともあれ捨てるわけじゃないので、気軽に試せます。

試してみてね!

今回の提案

・3つの基準に従って、最小構成を目指してみましょう