残業を減らすためにやったこと:雑談を減らし、人間関係をデザインする

3行で!

雑談を減らしつつ、関係は良好に。その為に…

①お土産を渡すこと ②考えを広めること

③感謝すること この3つをやったのでした。

僕が残業40時間から5時間に減らすためにやったことシリーズ

今回は、職場内の人間関係についてです。

厄介ですよね。悩みますよね。なにせ人間の悩みの9割は人間関係によるものですもんね。

きっと宇宙に自分一人だったら、悩みなど生まれないんでしょうね。

でも一人で生きているわけではないから、職場の人との適切な距離感を保つためのアクションプランを紹介します。

そんな感じでスタートです!

この記事はで読むことができます。


集中力を維持するために、不要な雑談を削る

大前提として、仕事も人生も、時間の質を決めるのは、集中力×効率性です。

雑談は集中力が途切れるので、必要最低限に留めたいんですよね。

人は深く集中するのに15分程かかります。しかも集中は非常に繊細なもので、声をかけられたり、興味のある話題が耳に飛び込んできただけでいともたやすく切れます。儚くて趣深いですね。

大人の集中時間は最大90分程と言われていますから、30分に1回雑談していたら、とんでもない大損害です。90分の集中時間がたった15分になってしまうんですから。もったいないですね。もう二度と、集中できたはずの75分は返ってきません。

それになにより、職場の人間関係に必要以上に干渉すると、派閥とか、いがみあいとか、しがらみが多くて面倒なんですよね。そんなことを頭の片隅で考えていたら、仕事が進むわけないんです。

死ぬ直前に隣にいない人達のために、人生の貴重な時間を割く必要はありません。最小限にしましょ!

職場環境の整備に際し、やっぱり人間関係は大事。

とはいえ、仕事をするうえで人間関係は欠かせないんですよね。だって、協力的に物事をこなすほうが多角的に見れて、効率的だし、リスク回避につながりやすいし、何より気分いいじゃないですか。

確かに、不要な雑談に乗らないようにして、黙々と集中することで、今までよりも成果を出しつつ定時で上がる機会は増えました。

でもそれだと、他者から威圧的に見えてしまうんですよね。相手目線に立つと、黙ってパソコン叩いている人って、ちょっと怖いじゃないですか。

人間は理解できない相手に恐怖心を抱きます。好き嫌いを判別する以前に、です。つまり、あなたがどれだけ善人でも、理解されない限り恐れられます。黙っていては、伝わらないものですね。

そして恐怖の対象に対して、目を合わせたり関わったりするのを避けたり、陰で、あるいは直接悪口や嫌がらせをしたり、人によって様々ですが、いい対応はされません。

自分を守るために、リスクやネガティブな面に目を向ける「ネガティブバイアス」という脳の防衛本能が原因なので、仕方のないことなんです。

最小限のコストで関係をよくする2つの方法

どうすれば恐がられずに済むの?
お土産で心を掴んで、スピーカーに自分の考えを広めてもらいましょう

理解されないことが原因ならば、理解されるようにアウトプットすればいいんですよ!

集中して仕事するようになって成果が上がり、定時で上がる機会が増えたものの、何だか周りの人がよそよそしい。仕事の話をする時、なんだかぎこちない。

相手目線だと、僕はパソコンに向かって黙々と仕事している、何考えてるかよく分からない後輩なのですから、関わりに困るでしょうね。

明確に態度が変わったなって感じた機会が2度。

1度目は、お土産を渡したこと。通り一遍のお土産が好きじゃないので、職場の人の好みに合わせて選びました。お酒好きの仲良し二人組には同じつまみ、子煩悩なパパにはお子さんと一緒に食べられる甘い物、偏食家にはその人の好みである餅の菓子、といった具合に。

渡したのは、石川県に行ったときのお土産でした。

2度目は、職場内で声が大きい(自分の主張を周囲に良く話す)人に、「集中すれば仕事が早く終わることに気づいて、黙々と仕事するようになった」と自分の考え伝えたこと。

これらの機会を経て、打ち合わせ中に軽口を叩けるぐらいの、ちょうどいい関係性になりました。

と、僕の経験はこんな感じ。

ここから要素を抜き出すと、

①パーソナライズお土産で心を掴む!

②自分の考えをスピーカーに効率よく伝えてもらう!

といった感じですね。

①は注意点として、お土産の質が偏りすぎないことと、グループ全員に渡すことが重要です。お土産を選んだ理由(この豆腐の味噌漬け、めちゃくちゃ日本酒に合うんですよ!〇〇さんは日本酒がお好きだったよな、と思いまして! みたいな感じ。)を伝えられるとより効果的です。

②は、スピーカーな人に悪印象を持たれていないことが前提です。それから、わざとらしくない範囲で定期的に話しておくといいでしょう。スピーカーは敵にすると厄介ですが、味方すれば頼りになりますから。

なので、①、②の順番で行動すると良いでしょう。

自分がご機嫌であるために、苦手な相手に感謝する

「あんなやつに感謝を?何をばかなことを」

そんなあなたの声がきこえてきます。まあまあ。落ち着いて下さい。取り乱さないで下さい。

僕も苦手な人がいるんですよ。ズルい生き方をする人だなぁって。

でも、困っているときに助けようとしてくれたり、意見をくれたりすることがあるんですよね。例え苦手な相手からでも、結果的に不要なアドバイスだったとしても、無理のない範囲で、善意は素直に受け止められる人でありたいですね。

そんな小さなことに心の中で感謝をしていたら、見え方が少し変わりました。そうすると、相手への関わり方も変わるんですよね。

結果、人間としては合わないし、プライベートで関わりたくはないけど(多分お互いに!)、必要な時は頼ったり、困っていたら助けたり、それぐらいの関係に落ち着きました。

嫌いな相手に感謝するなんて難しいよ!
感謝力を鍛えましょう。筋トレみたいに。

毎晩、日記に感謝を書くんです。最初は「レジの店員さん!笑顔で接客してくれてありがとう!」ぐらいで大丈夫。文の長さや質よりも、今日を振り返って感謝できるポイントを探す、このプロセスが大事ですから。

続けていくうちに、感謝ポイントを目ざとく見つけられるようになります。日差しとか、心地よい風とか、いつも挨拶を返してくれる職場の人とか、道を譲ってくれた人とか、久しぶりに連絡をくれた友達とか。

当たり前だと思っていたことに感謝しだしたらこっちのもんです。不思議なことに、ご機嫌に過ごせるようになります。これがマインドフルネスってやつです。きっと。

人に感謝をするのは、自分がご機嫌に過ごすためってことです。感謝なんて、すればするだけいいんだから!心の中で思ってるだけならタダだし、したもん勝ちですからね!

ついでに、これは相手次第ですが、感謝を伝えていたら、態度が軟化する場合があります。僕の場合、苦手な人とも冗談言えるぐらいの関係に落ち着きました。

もしこの話があなたにとってショッキングだったなら、それだけ新鮮さを感じているということです。新しいことに直面するのは楽しいですね。

1日分程度のコストしかかからないので、「たまには騙されてやるか!」とでも思って、試しに今日から一言感謝日記をつけましょ!

ある日のJournal(つまり日記)の一部です。英語にしてるのはただのかっこつけですね。

まとめ:「あの人が集中しているときは話しかけないほうがいいな」という環境を作ろう!

今回の僕からの提案は、

①パーソナライズお土産を全員に渡す

②スピーカーを味方に付け、自分の考えを広めてもらう

③ご機嫌に過ごすために、一言感謝日記をつける

以上3つです。

一度周囲から「あっ、あの人は私たちに悪い感情を抱いているのではなく、集中して仕事して、早く帰りたいんだな」と思ってもらえれば、それほど苦労せずに無言集中環境を維持できます。

試してみてね!